こんにちは。
3日前にオープンセミナーでやったばかりの「絶対コミュニケーション力講座」を昨日、某大手生命保険会社で研修してきました。
対象は現場の営業部長を目指す候補生(入社2年目)41名。
今回もクロスロード株式会社の辻口社長とのジョイントで行いましたが、今回は特段力が入りました。
生保といえば、何と言っても「古巣」ですからね。
私はよく「見えない」と言われますが(?)、もともと大手生保の営業部長職を長いことやってきています。
自分で言うのも何ですが、結構な業績をやってきた、俗に言う「エリート」です(笑)
内容も生保向けに完全カスタマイズして行ったので、かなり反応は良かったと思います。
ただ…どこまで内容的に腑に落ちたかは正直微妙てすね…。
研修やセミナーみたいなことを多くやっていると、アンケートなどとらなくても、受講者がどの程度理解しているか、どこを見て話を聞いているかは、なんとなくわかります。
今回の場合は「元生保営業部長の話」ということで興味深々ではありましたが、話の本質的な部分まで理解していたかというとどうかというところです。
たまたま先日、パートナー講師の辻口社長が「特徴をつかむのが上手い人、本質をつかむのが上手い人」ということをメルマガで書かれていました。
どっちがいいというわけではありませんが、私は完全に前者だと思います。
「特徴をつかむのが上手い」といえば、私は一度聞いたセミナー講師の話は、話し方も含めてほぼ完全にマネることができます。
これはある意味自分でも特殊能力だと思っていますが。
実際、社会人駆け出しの頃は、まず先輩をマネるところから始まったので、そういう能力があって、ずいぶん助かったものです。
逆に「本質をつかむのが上手い人」は、時間はかかっても良い結果をもたらすことが多いということなのですが、若いうちはまず「特徴をつかむ=マネる」でいいのではないかと私は思います。
研修の話に戻りますが、今回の受講者は入社2年目の若手社員。
まず、私の「特徴をつかむ=マネる」ということをして欲しかったのですが、どこまで感じてもらえたか…。
現代の若者は小さい時から氾濫した情報の中で生きているので、人に何かを教えてもらう前に、合っていようがいまいが、「自分自身の考え」というものを持ちやすくなっています。
だから、今回の場合も「元生保営業部長の話」という部分には興味があるが、「実際は…」という部分がこちらとしても若干感じられたのではないか…と思っています。
なんだかとりとめのない話になってしまいましたが、何が言いたいかというと、彼らがどうこうではなく、プロの研修講師として、そういう空気・雰囲気といったものを瞬時に捉え、その場その場でカスタマイズしていく能力をもっと身につけなきゃいけないということを切に感じたということです。
人にものを教えることも難しいですが、自分自身に教えることはもっと難しいと感じますね。
ということで、今日はここまでです。
それでは、また。
コメント