こんにちは。
今日は久々に「ドラマのフレーズからビジネスを考える」シリーズをやってみようと思います。
今回のフレーズはこちらです。
「お前は一杯の炊き出しをもらうために長時間歩いたことがあるか?
冬の寒い日に公園の水で体を洗ったことがあるか!」
これは2015年12月まで放送されていた大人気ドラマ「下町ロケット」の最終回で、小泉孝太郎扮する椎名社長が悪事を暴いた阿部寛扮する佃航平に言い放った言葉です。
(かなり古くなってしまいましたが…苦笑)
NASAに行ったのは世間を認めさせるために行くしかなかったからで、実際はどん底を味わってきた、そういう地べたを這いつくばるような思いをしたことがないお前に何がわかるということでした。
この言葉を聞いてどう思いますか?
気持ちはわからなくはないですが、自分がしてきた辛い思いを相手は経験していないから理解できないという訴え方は理屈としておかしく、まったく説得力もないですよね。
実際私などもそうですが、自分がしてきた経験をしてない方々にスムーズに理解していただくのがビジネスというものですよね。
従って、自分の経験を、相手に自分の経験のように感じさせることが必要になります。
この「自分の経験を、相手に自分の経験のように感じさせる」際に必要不可欠なスキルが「例話」、つまり喩え話のスキルです。
人間は体験をしないと行動を起こそうとしない生き物です。
しかし、世の中には体験することが出来ないものもあります。
例えば私が昔やっていた生命保険などがそうですよね。
そこで、できるだけ体験に近い「疑似体験」をさせるために「例話」を使うのです。
出来る営業マンは「聞く力」とともに、この例話の引き出しをたくさん持っています。
以前に企業内研修で「例話」の効果について話した動画がありますので、是非ご覧ください。
ドラマのフレーズからは若干話がずれましたが、この「例話」のスキル、是非磨いてみてください。
営業力は必ず上がってくるはずです。
それでは、また。
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