根本です。
オレが普段やっている仕事は、「人のプロデュース」だ。
当然、その人を細かく分析しなければ、その人に最適なプロデュースの筋道
など立てることはできない。
とはいえ、今でこそそんなことをエラそうに言ってるが、昔は人のことを
なかなか見抜くことなんてできなかった。
かなり痛い目にもあってきたよ。
どうしたら、他人のことが的確に分析できるようになるんだろうか?
一所懸命考えたし、いろんなことをやってみた。
その中でわかったのは、
その人の欠点、弱点といったマイナスの部分を徹底的にさらけ出してもらう
というのが、一番効果的だということだ。
一口に「さらけ出してもらう」と言っても、そんなに簡単なことじゃない。
人間は自分の悪いところはわかっていても認めたくない生き物だし、実際は
基本的にわかっていないケースがほとんどだから。
だから、ここでは「聞き出す力」が非常に重要になる。
オレ自身、徹底的に「聞き出す力」を磨いたよ。
(本来はここで「聞き出す力」について、細かく言及すべきだと思うが、
長くなるので今日は割愛)
マイナスポイントがさらけ出された上で、どういう手を打つかという点
については、また別の機会に詳しく話すが、今回強調したいのは、
「自分のことは基本的にわかっていない」ということだ。
よく「自分のことは自分が一番よくわかってるよ」という方がいるが、
そういうことを口にする方ほど全くわかっていない場合が多い。
多かれ少なかれ、みんなそうだ。
だから、「聞き出せる他人」にみてもらうことが重要なんだよ。
かくいうオレも40すぎるまで、自分のことなど全くわかっていなかった。
特にオレの場合は自身過剰だったので(今はそうでもないが…苦笑)、認め
たくなかった部分もあったんだろうな。
そんなオレだから、今でこそ人のことを分析などしているが、
ある時点から今でも、他人に自分のことを見てもらっている。
世の中で言う「メンター」みたいなもんかもしれないが、オレからすれば
「オレのプロデューサー」だな。
その人から最初に洗いざらいマイナス点を聞き出された時は愕然としたよ。
如何に自分がダメな人間かってね。
ただ「本当の自分」がわかって、嬉しかったのも事実だよ。
「本当の自分」がわかれば、やることにしても、見せ方にしても、何に
しても、すべてに最適な手が打てるんだ。
だから、それ以降のオレはドラスティックに変わったよ。
ということで結論、自分のことは「聞き出す力」を持った他人しかわからない、
ということだ。
「本当の自分」、知りたい方はいつでもお手伝いするよ。
じゃ、また。
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